「きちんとわかっていない」を無くす [勉強法]


受験勉強に限らず、日常生活のいろいろな場面で、「わかっているつもり」が実は「わかっていない」という事がよくあります。どうも人間は、何となく全体像が把握できた段階で「わかった」つもりになってしまう事があるようです。


よく引き合いに出される例ですが、「薔薇」を「ばら」と読める人は大勢いるのに、「薔薇」という漢字を書ける人は少ししかいません。これは「薔薇」という漢字の全体的雰囲気を知っているだけで、細かい部分まで正確に理解・記憶している人が少ないことを示しています。


このような事が起こりやすいのは、話の上手な講師の授業を受けている時です。おもしろい例なども交えて説明してくれると、何となくわかった気になります。しかし、知識の全体的雰囲気がわかったにすぎないのかもしれません。


本当にわかったかどうかは、自分で同じ内容を説明していればチェックできます。すらすら説明できればOKですが、そうでない場合には復習して、理解と記憶に努めなければなりません。


「きちんとわかっていない」という状態を無くすには、まず、その事に気づかなければなりません。そのためには、自分の言葉で説明したり、関連する問題を解いたりすること(=アウトプット作業)が必要です。

 


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