速読の効用 [勉強法]
速読には、勉強に役立つ様々な効用があることに気づいていますか?
直ぐにわかるのは、長い文章を短時間で読めること。これは、速読の定義“そのまんま”ですね。でも、よく考えると、これだけでもすごいことだと思います。
たとえば、試験問題にはよく長文がでますよね。大学入試なら国語の長文読解があります。これは設問の題材が長いということですが、設問自体の文章量が多い試験もたくさんあります。資格試験にはそういったものが多いのではないでしょうか。
長文読解を含めて文章量の多い試験(=大半の試験)は、速読できると非常に有利です。制限時間全体から文章を読む時間を引いたものが、純粋に考える時間になるからです。この効果が大きいせいか、単に速読法をマスターしただけで偏差値が10以上もアップするケースがけっこうあるのだそうです。
速読の別の効用として、復習の回数を増やせるということがあります。たとえば参考書を読んで復習するとすれば、読む時間を短縮できるので当たり前ですね。復習を多くできるということは、しっかり記憶できるということです。
さらに、脳に負荷をかけるため、脳が活性化される効果も期待できます。ただ、これは個人差が大きいように思います。この効果をメインに期待しない方が良いかもしれません。